亡くなった男性の命日の2日後のことだった。5月10日午後3時半、新潟市内の公民館の一室で、再発防止に向けた当局と遺族の話し合いが行われた。水道局からはK総務部長とA総務課長、Y職員係長が出席。遺族はMさん一人。新潟水道労働組合のS委員長とY書記長も参加した。 こんなやりとりがあった。 A総務課長「5月8日は水道局にとってとても重要な日であると認識しております。その日から1週間を職員一人一人が自らの職場環境や部下への対応を振り返る期間にしたいと思っております」 Mさん「ぜひその方向で実現していただけるとありがたいです」 S委員長「命日をきっかけにというのは理解できますが、一番いいのは日常的に意識して過ごすことだと思います。1年に1回、大切な日にだけ考えるということにならないように、日常的に職場に浸透させる方法も合わせて考えていくべきです」 二度とこのようなことが起こらないように、水道局は再発