米ラスベガスで開かれた家電・IT見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」の会場で、専用のゴーグルを装着してVR(仮想現実)を体験する来場者(2017年1月4日撮影、資料写真)。(c)AFP/Frederic J. BROWN 【3月8日 AFP】バーチャルリアリティー(VR、仮想現実)用のヘッドセットといえば、ビデオゲームや遊びを連想しがちだが、恐怖症や依存症といった心の問題の治療での活用を目指す企業がある。 恐怖症によっては、患者にその恐怖──クモ、飛行機、狭く閉鎖的な空間など──を少しずつ体験させることによって症状が改善することがある。疑似体験療法は、現実世界あるいは想像上の訓練を通して患者に恐怖を感じる状況を体験させるものだ。 リトアニアのモバイルアプリ開発企業「テレソフタス(TeleSoftas)」は、VRのヘッドセットを使えば、安全な診察室でそうした疑似体験療法が行