1987年の大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫(キム・ヒョンヒ)北朝鮮元工作員(48)が20日未明に初来日した。今回の来日は日本政府の招聘(しょうへい)によるもので、事件以来初の海外渡航となる。23日までの滞在中、横田めぐみさんの両親ら拉致被害者家族と面会する。 政府チャーターの小型ジェット機が午前4時前、東京・羽田空港に着陸し、白いスーツにサングラス姿の金元工作員は警備関係者らが大きな傘で覆い隠すなか、待機していた黒塗りの乗用車に乗り込み、異例の厳戒態勢下で、長野県軽井沢町の鳩山由紀夫前首相の別荘に向かった。 日本政府や拉致被害者家族は、拉致問題の新たな情報に期待を寄せている。一方で、3月末に来日した黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元朝鮮労働党書記は、「北朝鮮は、日本人拉致問題がそれほど大きい問題ではないとみている」と発言している。 このニュースは英国でも報じられている。英インディペ
日本経団連は、2009年7月14日、政府の防衛計画の大綱および中期防衛力整備計画に向けて「わが国の防衛産業政策の確立に向けた提言」を公表した。その後、政権交代により、防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画の策定は本年末に行われることとなった。 北東アジアの安全保障環境は緊迫しており、防衛力の整備の必要性は依然として高い。北朝鮮の核や弾道ミサイルの脅威は大きく、特に現在、韓国の哨戒艦沈没事件をめぐり朝鮮半島において緊張状態が続いている。また、わが国の近海において、外国の潜水艦などが活動を活発化させている。 国際的には、昨年7月に施行された海賊対処法に基づくソマリア沖・アデン湾の海賊対処のための護衛艦や哨戒機の派遣、本年1月に発生したハイチ大地震への国際緊急援助活動など、自衛隊の活動範囲は拡大している。 本年2月、政府は「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」を発足させ、検討を行っており、近
政府は、「海賊対処法」にもとづくアフリカ北東部のソマリア沖での自衛隊の活動期間を、1年延長することを決めました。一方で、そのための自前の基地を隣国のジブチに40億円かけて建設中です。来年3月までに完成予定です。 ジブチでの基地建設は自公政権が昨年固めたものを、民主党政権が参院選挙のマニフェストで「海賊対処活動の継続」をかかげ、具体化するものです。自衛隊の「海賊対処」活動の長期化と日本の軍事的役割の誇示が狙いです。 自衛隊特権の押し付け 現在「海賊対処」として派遣されている海自のP3C対潜哨戒機の駐機場はジブチの空港管理会社からの借用、陸・海自衛隊員の宿舎は米軍宿舎を使うなど、自衛隊は間借り状態で活動を続けています。政府はジブチ空港の隣接地に、自前の駐機場や格納庫、宿舎などをつくり、それを足場に活動を本格化させようとしています。 ソマリア沖への自衛隊派遣は、現地で相次いでいる海賊への「対処」
日本はずっと官僚支配、官僚主導の国だと言われてきました。 官僚の力が強すぎて、国民に選ばれた政治家が主導できない。 そんなことをずっと言われてきました。 「官僚主導を終わらせよう、政治主導の国にしよう」と高らかに宣言した鳩山由紀夫率いる民主党が去年の衆院選で圧勝したのは記憶の新しいところです。 しかし僕はこの民主党政権がさかんに言う「官僚主導の政治打破」のスローガンほど現実と乖離しているものはないのではないかと思っています。 小泉元首相や竹中元大臣がいつの間にか悪者にされてしまったみたいに。 僕が思うに日本はずっと政治主導、それも国民の民意を反映した政治主導だったからです。 むしろ民主党政権になってから「官僚主導」になったとさえ思えます。 日本には100近くの地方空港があり、そのほとんどが大きな赤字を抱えています。 一方で、都心に近い羽田空港は国際線の就航が規制されており、国際ハブ空港とし
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