札幌市白石区で42歳の姉と知的障害のある40歳の妹が孤立死した問題で、市は6日の市議会特別委員会で、生活保護の相談に訪れた困窮者に、1日当たり3食分のアルファ米を支給する方針を示した。 しかし、孤立死問題の根本は、区役所窓口の対応や、行政と事業者の連携不足などで、生活困窮者に支給する食料の内容ではない。根本を見失っているとの声もあるが、電気やガスの事業者、道などと生活困窮者の把握方法を協議する対策会議を7日に開く市は「庁内外との連携を強化し、困窮者のすくい上げに努めたい」としている。 孤立死では、2011年4月に姉が生活保護の相談に区役所を訪れた。姉は申請の意思を示さず、1週間後に二十数万円の教育訓練給付金が入ると話したことから、同区は姉妹に合わせて14食分のパンを支給した。パンは、災害備蓄用で、ほかの生活困窮者に支給するケースがあった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く