【AFP=時事】ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」が、同国や周辺諸国に自爆犯として送り込む少女たちの多くは、自分が自爆させられることを知らない公算が大きいとする見解を、国連の専門家が明らかにした。 恐怖・暴力・拉致─ボコ・ハラムに狙われるナイジェリア女性たち ボコ・ハラムはここ数か月、若い女性や少女を自爆要員に仕立て上げ、殺害や破壊行為を繰り返している。 こうしたなか、レイラ・ゼルギー(Leila Zerrougui)国連事務総長特別代表(子どもと武力紛争担当)は15日、記者団に対し、自爆攻撃に利用された子どもたちは特に、自分がこれから何をしようとしているのかが分かっていない場合が多いと指摘。 「少女たちの多くは、遠隔装置を用いて自爆させられることを知らない」とし、多くの場合、彼女たちの年齢はまだ11~12歳だと述べた。 ゼルギー氏は