胡耀邦氏、再評価固まる=生誕記念に習主席が出席−中国 中国共産党の胡耀邦元総書記=1986年6月、パリ(AFP=時事) 【北京時事】中国の習近平共産党総書記(国家主席)は20日、1980年代の改革派指導者で、87年に学生の民主化デモに理解を示して失脚した胡耀邦元総書記の生誕100周年の記念座談会を北京で開催し、自ら出席した。その死去に伴う追悼が89年6月の天安門事件につながったため、胡氏の再評価は慎重に進められてきたが、近年の前向きな再評価が固まった形だ。 座談会には最高指導部の政治局常務委員7人が全員参加。新華社電によると、習主席は講話で「中国の特色ある社会主義を探求し、切り開くため不朽の功績を打ち立てた」と述べ、改革・開放などで胡氏の功績を高く称賛した。 しかし、習主席は胡氏失脚の際の「重大な政治原則問題で誤りを犯した」という評価を変えず、天安門事件にも言及しなかったとみられ、再評