幽霊語(ゆうれいご、英語: ghost word)ないし、幽霊形(ゆうれいけい、英語: ghost form)は、辞書やそれに準じた権威ある参考図書に掲載されているものの、実際にはほとんど、あるいは、全く使用例がなく、無意味な単語。通例、幽霊語は、誤った解釈、誤った発音、誤読など、何らかの誤りに起因するか、タイポグラフィないし言語学上の混同に起因している。 ひとたび権威ある形で出版されると、以降に幽霊語が広く使われるようになることもしばしばあり、使用されはじめた場合には、それを止めるには長い時間を要することもある。 表現の起源[編集] 英語の「ghost words」という表現を生み出し、最初に公に用いたのは、1886年に言語学協会会長として年次講演をおこなったウォルター・ウィリアム・スキート教授であった[1]。彼は、次のように述べた。 協会が様々な機会を捉えて取り組んできた業績の中でも、