「手作りマスク」にウイルス感染防止効果はある…? マスク製造企業が増産に注力しているにもかかわらず、店頭からマスクが消えたため、やむなく、マスクを手作りする動きが広がっている。 また、新型コロナウイルス感染拡大によって、医療機関で個人用防護具(感染防護具:マスク、ガウン、ゴーグルやフェイスシールド)の不足が深刻になったため、市民が手作り代用・代替品を病院やクリニックへ寄付している。 これらは、すべて善意による行動だが、その有効性や安全性はどうなのだろうか。本稿では前半は「手作りマスク」について、後半は「医療用の個人用防護具」について紹介する。 新聞検索で遡ったところ、2月上旬から「マスクが買えないなら作ろう」という社会の流れができ、手芸用品店でガーゼや抗菌シート、ゴム紐等の材料が売れるようになっていた。 その後、ブラジャーのカップで作ったマスクがSNSで公開されたことも含めて、自分流マスク