自宅療養者が増えるなかで、院長が泊まり込みで対応しているクリニックを取材しました。新たな治療法にも注目が集まっています。 自宅療養する40代男性は手の震えが止まらず、一刻を争う状況でした。 診察する医師:「これね、非常に重篤な状態だと思うから、今すぐに酸素の機械を取り寄せたり、薬持ってきます。保健所にも緊急性が高いと一報入れておきます」 在宅医療専門の都内にあるクリニック。この1週間で患者は急増し、お盆を前に不安を募らせています。 ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「お盆になると休診する医療機関も増えるので、自宅療養を支援する医療機関の絶対数が減ります。負担は非常に想像を絶するものだろうと思っています」 医療逼迫(ひっぱく)が現実味を帯びた今、現場と患者の負担軽減につながると注目を集める治療法があります。 元患者・西端康孝さん(44):「3日間で一気に元気になっていく感じがあった」
重症化リスク70%減、抗体カクテル療法とは 『制御不能』とされる新型コロナウイルスの感染急拡大。そんな中、都内の宿泊療養施設で始まった抗体カクテル療法とはどのようなものなのか。東京都モニタリング会議のメンバーで、東京都医師会の猪口副会長に話を聞いた。 猪口副会長: 抗体カクテル療法の投与対象となるのは、 ●50歳以上で、発症から7日以内の軽症者 ●基礎疾患などがある50歳未満の軽症者 これらの人に投与すると、重症化リスクを70%減らすことが可能。50歳以上の感染者で、酸素投与を受けていない人は、文句なく使える。 この記事の画像(3枚) 抗体カクテル”ステーション”を作るべき 猪口副会長: 現在、病院に入院しているのは、酸素投与を受けるような中等症、重症者がほとんど。入院待機ステーションでさえ“入院レベル”の中等症患者ばかりで、全員酸素投与を受けている。軽症患者が治療を受けている所で投与する
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