河野太郎外相は9日午前の記者会見で、同日の南北対話で北朝鮮の平昌(ピョンチャン)冬季五輪参加問題が議題となることについて「オリンピックは平和の祭典なので、北朝鮮が参加の意向を示すことはいいことなのではないかと思っている」と評価した。一方で「こうした取り組みの中、北朝鮮の今の政策の先には明るい未来はないと、北朝鮮に認識してもらいたい」とも述べた。 また、韓国が慰安婦に関する2015年12月の日韓合意について新たな方針を発表することに対し「日韓合意は岸田(文雄)前外相時に最終的かつ不可逆的に合意され、国際社会でも高く評価されている。日韓両国が着実にこれを履行していくことが大事だ。韓国に対し着実な合意の履行を求める姿勢に変わりない」と話した。 韓国側が日本に「責任ある措置」を求めるなど、事実上の再交渉を要求した場合の対応については「全く仮定の質問に答える必要はないと思う」と述べるにとどめた。
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