サルでもわかってほしいカメラ原理講座第3回。 今回は、レンズの大敵「収差」をとりあげてみます。 サルでもわかって欲しいカメラ原理講座 目次 高いレンズはこの「収差」をうまく処理していますが、はてさて収差とはいったいなんなのでしょうか。 収差とは理想レンズからのズレ しょっぱなから答えを書いてしまいましたが、そういうことです。 いままでレンズの公式などで書いてきたレンズですが、これは理想的なレンズを前提にしています。技術者が目指す夢のレンズですね。現実のレンズでは像をそのまま「キレイに」像に結ぶというのは、かなり難しい作業です。理想レンズからのズレのことを収差と呼び、レンズ開発の歴史そのものが収差との戦いと言っても過言ではありません。しかしながら、先人の研究・開発のの甲斐あって、現在のレンズは理想レンズに近づいてきています。 レンズの収差は、主に レンズの形状 レンズの光学的特性 の2点で決