リヴァイアさん、日々のわざ: 不都合なタバコの真実@週刊東洋経済(読了して追記) リヴァイアさん、日々のわざ: タミフル対策、あなたの考えは 先週から今週にかけて、この2つのエントリで、延々とタミフルをめぐる議論がなされていて、その間、ぼく自身、B型インフルエンザにやられて(本当にひさしぶりの病気。ここ二年は風邪すらひいていなかった)いるさなか、ずーっと議論は継続していたわけです。 今さらながら、原稿用紙換算160枚以上の分量のコメントを拝読。 「あとから来る人」のために、読みやすくなるようなエントリを残しておこうかな、という気になりました。 まず議論のコアになっているのは、疫学者の津田さんと、きくちさんの往復書簡(?)部分。 津田さんと、きくちさんは、合意できている部分も多くて、それは「タミフルは異常行動との因果関係が示唆されている」(程度はともかく)といったことや、その一方
医学・薬学的側面としては、現時点では次の見方が無難なように見えます(素人ながら)。 「タミフルについて世界保健機関の現状の見解」(@極東ブログ3/24付) 「薬について医師との見解と約束」(@repro_blog β2.03/24付) 他方、なぜこのようなことが日本において特に顕著なのかということについては、切込隊長さんのエントリによせられた次のコメントが的を射ているように、webmasterには思えてなりません。 3.名無しさん(2007-03-27T12:14:48+09:00) 身の回りのお医者さんに聞いた限りでは、統計的に優位な差が出るかどうかはもっと症例数が増えないと判らないそうです。異常行動はインフルエンザ脳症の典型的な症状なので、タミフルを服用していない場合の異常行動はイチイチ報告に上がらないから、現時点ではタミフル服用時とそれ以外の発症数を正確に比較できるデータが無いとか。
kikulog 記事一覧 カテゴリー別記事一覧201410 2014/10/22 江本勝氏の死去 201409 2014/09/12 生協の「書評対決」の書評 201407 2014/07/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」サポートページ 201406 2014/06/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」訂正箇所 201404 2014/04/23 朝日新聞に書評が出るようです [kikulog 647] 2014/04/09 理研CDBの騒動について [kikulog 646] 2014/04/07 博士論文中での剽窃について [kikulog 645] 201403 2014/03/17 「いちから聞きたい・・」のあとがき [kikulog 644] 2014/03/03 論文: Structural flexibility of intrinsically disord
第102回 タミフルに隠された真実 第二の薬害エイズに発展か タミフル服用による異常行動死問題で、厚生労働省の対応が急展開した。 タミフルによる異常行動死の問題は、2年前の05年11月から学会では報告されていた。その頃から、一部の医療関係者からその因果関係を強く疑う意見が公にされていたのに、厚労省はその因果関係をずっと否定しつづけてきた。 一貫して因果関係を否定し続けた厚労省 06年10月には、この問題を無視しきれなくなった厚労省が、研究班を作って、その因果関係を調べたところ、特別の因果関係は発見できなかったと発表した。その骨子は次の通りである。 インフルエンザにかかって、その特効薬として知られるようになったタミフルを服用して、異常行動を起こした患者は確かにいる(その結果死んだ者、死ななかった者、両方含めて)。 しかし、もともとインフルエンザにかかった結果として、異常行動をきた
■[世相その他]世論はなんでこうもヒステリックなのかね。(追記あり) kikulog〜タミフル 厚労省が見解を変えたことについて、どうも批判的な論調が目立つように思います。うーん、なんというかな、「やっぱり危険なんだ」とか「タミフルは危険だから全面禁止」と言うまでは許さない、とかいう空気が根底に流れているような気がするのは、気のせいでしょうか。 タミフルを処方されて問題が生じた人は「タミフルが悪い」と思うでしょうし、仮に処方中止となって、脳症にかかったら「タミフルを処方しなかったせい」と思うことになるでしょう。どっちにしても、そういう悲劇は起きるわけです。しかも、脳症は年間100人から数百人ですし、異常行動の数もたぶんそれ以下くらいと思われますから、タミフルを出そうが出すまいが、99.9%の人には影響ないんですよね。タミフルを飲まずに無事だったら「タミフルを飲まなくてよかった」と思うのか
⇒作家の城山三郎さんが死去 : NIKKEI NET:主要ニュース 晩年ちょっとアレだったからなぁ。 彼はたしか老年気前に例の人格改造トレーニングとか受けていたと記憶しているがどうだったのだろう。そのことと老年期の主張の関係が気になっていたが。 すべては厚労省自身の身から出たさびといっていい。最初に国会でタミフルと異常行動による若者の死について問われた時、調査では因果関係は科学的に否定されていると、木で鼻をくくったような答えをし、世論の反撃にあった。あわてて注意喚起はしたが、因果関係は認められないという主張には固執した。 ここに薬害を繰り返してきた厚労省の体質がみえる。患者団体や被害者の訴えを黙殺してきた結果のエイズやC型肝炎の薬害を、本当に反省しているのだろうか。専門情報と権限を一手に握る役所には、知らしむべからずよらしむべしの意識がまだ生きているのかもしれない。 科学より世論ですか。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く