タグ

高山宏とフランスに関するushiwatatのブックマーク (2)

  • 高山宏の読んで生き、書いて死ぬ�:�『名編集者エッツェルと巨匠たち―フランス文学秘史』私市保彦(新曜社)

    →紀伊國屋書店で購入 編集とは発明、と言うのはなにも松岡正剛さんだけではなかった フランス19世紀文化史には「発明」という観点からみて実に面白い画期的な着想がいくつもあって、ロビダの『20世紀』などいってみればその滑稽な集大成、かつそもそも「発明」とは何かの社会的コメンタリーたり得ているものでもあったはずだ。その書評でぼくは百貨店商空間と通販システムを発明したアリスティッド・ブシコーの第一号デパートを「発明」された「機械」とみたゾラの小説を引き合いに出して、ロビダがひねり出した幾十もの発明品と並べてみたが、実際、今われわれがあまりにも当たり前のものと感じ過ぎて文化史としてみる距離をとれないものたちが、それらの存在しなかった時代の中からゆっくり立ち上ってくるのを眺められるなら、実に新鮮に改めて驚くことができる。発明王たちの人物研究(prosopography)を今どきの大学での必修課目にせよ

    高山宏の読んで生き、書いて死ぬ�:�『名編集者エッツェルと巨匠たち―フランス文学秘史』私市保彦(新曜社)
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/11/07
    バルザックの「人間喜劇」|のアイディア出現には編集者ピエール=ジュール・エッツェルが介在していた。| またJ.ヴェルヌとの関係、「著作権」「児童出版」(子どもの本)の概念形成にも多大な貢献をした由。
  • 高山宏の読んで生き、書いて死ぬ?:?『20世紀』 アルベ―ル・ロビダ[著] 朝比奈弘治[訳] (朝日出版社)

    →紀伊國屋書店で購入 発明とモードに狂うのは内がうつろなればこその たとえば知る人ぞ知る愉しい図版集、デ・フリエスの“Victorian Inventions”(邦訳『ヴィクトリアン インベンション』)をのぞくと、19世紀末人士が発明狂の新時代をどんな具合に夢みていたものかわかる。自転車、自動車、汽車、気球、飛行機のヴァリエーションから光学器械、蓄音装置、電話電信、ありとあらゆるものが、既に現実化したもの、ただ単に途方もない空想のもの、一切区別なくずらずら並ぶページは実に面白い。デ・フリエスの大冊は後に『創造の魔術師たち』と名を変えて別の版元から出た邦訳でも愉しむことができる。ガラス球の中でペダルを漕ぐとその球ごと進んでいく自転車だの、体の中を透視撮影だの、行き倒れ死体を適温で保存したものを身元捜しと称して路上の見世物にするだの、なかなか珍にして妙なアイディアに瞠目。あとの二者がそれぞれ、

    高山宏の読んで生き、書いて死ぬ?:?『20世紀』 アルベ―ル・ロビダ[著] 朝比奈弘治[訳] (朝日出版社)
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/10/18
    |面白いのは、そうした発明の連続に付き合ううちにどうも紙面に漂遊しだす倦怠感| |「すべては書き尽くされているがゆえに、今日の作家は昔のものを改修して使う」より方法がない|
  • 1