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ブックマーク / totb.hatenablog.com (3)

  • デフレの原因はリストラクチャリング/長期停滞の犯人は「合理的な愚か者」 - Think outside the box

    銀行政策委員会の審議委員にバリバリのリフレ派が任命されるということなので、改めて「デフレの正体」について検証します。 長年デフレデフレと騒がれてきたので、1990年代後半から近年までのほとんどの期間、物価下落が続いていると錯覚している人も多いようですが、実際は1998-2003年にかけて財価格が約6%下落しただけで、それ以降は輸入価格と消費税率の影響を除くと財・サービスともに横ばいを続けています。 1998-2003年に起こったのは企業部門の大規模なdeleveragingです。1997年度までは恒常的資金不足主体だった企業が、金融危機を契機に、1998年度以降は資金余剰に転じています。 有形固定資産も減少、 賃金も大幅に低下し、 男の雇用も減少しています。「男性不況」の始まりです。 これらは、雇用・設備・債務の「3つの過剰」を解消するための大規模なリストラクチャリング(delever

    デフレの原因はリストラクチャリング/長期停滞の犯人は「合理的な愚か者」 - Think outside the box
  • NHK『メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオⅡ』が見落とした1993年のミッドウェイ - Think outside the box

    2013-05-17 NHK『メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオⅡ』が見落とした1993年のミッドウェイ 経済記事ピックアップ 5/11・12日にNHKスペシャルで『メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオⅡ』を放送していました。さすがに企業への取材はしっかりしたものでしたが、残念だったのは、1980年代に世界の頂点に立った日の製造業が90年代に入ると一転して大苦戦することになった原因を深く究明することなく、「日型経営の再評価」や「ブランド戦略」、「国の産業支援政策」といったありきたりのシナリオの提示で終わってしまったことです。 日企業の経営戦略に問題があったことに異論はありませんが、あまりにも急な「戦況悪化」や、なぜ自ら競争力を弱めてしまう経営戦略に走ってしまったのか、という原因まで遡って究明しなければ、同じ過ちを繰り返すことになりかねません。 製造業の大苦戦と「失われた20年」

    NHK『メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオⅡ』が見落とした1993年のミッドウェイ - Think outside the box
  • 日独経済の差:経常収支と財政赤字と精神力 - Think outside the box

    財政規律について、ドイツを称賛・日を批判する内容ですが、その原因が考察されていない底が浅い記事です・ ドイツにできて日はできない財政再建  (BLOGOS) 何が日独の財政状況の違いをもたらしたのかを考察すると、外交問題にも通じる日の病根が見えてきます。 日独の財政状況の違いをもたらしたのは経常収支です。【「預金封鎖」の記事と経常収支赤字化の懸念】でも言及しましたが、日の経常収支には「15兆円(GDP比3%)の天井」が存在しました。1980年代から1990年代後半まで、日の経済力と対日貿易赤字の拡大を警戒したアメリカ政府は、日に経常収支黒字の抑制*1を要求し、日もこれに従ったためです。そのための方策が、 輸出を抑制するために円相場を割高に保つ&海外生産促進(→空洞化) 減税・財政出動による内需拡大(→財政赤字)*2 でした。日経済の弱体化の遠因です。 一方ドイツは、旧東独の

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