大阪市内にある商業施設の女性トイレに入ったとして、大阪府警は6日、戸籍上は男性で自認する性は女性だと説明する40代の施設利用客=大阪府内在住=を建造物侵入容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。「いけないことだと分かっていたが、女性と認められている気がして女性トイレを使いたかった」と供述しているという。 捜査関係者によると、送検時に府警が付けた意見は起訴を求める「厳重処分」ではなく、検察に判断を委ねる「相当処分」だという。府警には昨年以降、施設側から「女性トイレに女装した男が入っている」との相談が度々寄せられていた。 同じフロアに多目的トイレも 送検容疑は昨年5月29日午後5時ごろ、大阪市内の商業施設の女性トイレに正当な理由なく侵入したというもの。同じフロアには男女問わず利用できる多目的トイレもあるという。 捜査関係者によると、利用客は府警に「子どものころから自分の性別に違和感が