ロシア北部コラ半島(Kola Peninsula)のムルマンスク(Murmansk)北西約60キロにある、かつては極秘にされていた使用済み核燃料の貯蔵施設(2003年10月15日撮影)。(c)AFP 【7月11日 AFP】今から5000年後、「危険!」の表示はどのように書かれているだろうか? 5万年後は? 大半の人にとって、この答えを見つけることは急務とは思われないだろう。 しかし専門家の多くにとって、地下数百メートルに埋められた放射性廃棄物の危険性を遠い子孫に伝える方法を見つけるのは、非常にやりがいのある任務となっている。 高レベル放射性廃棄物はこれまで、60年以上にわたり地上に大量投棄されてきた。だが現在、各国政府は莫大な予算を投じ、数万年、できれば数十万年の耐久性を有する地下廃棄施設の建設を始めている。 こうした動きをきっかけに、死に至る廃棄物がそこにあることを未来の地球人に警告する