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2010年5月6日のブックマーク (4件)

  • 中国との対し方  高坂正尭著「海洋国家日本の構想」 - リアリズムと防衛を学ぶ

    戦後日の針路をどう考えるべきか。それを世に問うた名著が高坂正尭先生の「海洋国家日の構想」です。これは冷戦中に書かれたなのです。しかし今これを読み直せば「なんと、これは今現在の問題じゃないか」と思わせる記述が多くあります。 「東洋の離れ座敷」から「極西の国」へ 日は特殊な位置にあります。中華文明から近からず、遠からずの場所です。ために中華文明を大いに輸入しながら、漢化されることがありませんでした。中華に近すぎるが故に中華のフルコピーを目指さねばならなかった地域には到底不可能だったことです。この傾向ははるか古代からある、と著者はいいます。 日に入ってきた最初の中国文明を代表するものとして、銅鏡がいかに日化されたかという過程は、その後のすべての日中国の交流を象徴しているように思われる。 日人は、中国人にとっては宗教的な意味があった怪獣紋を純粋に装飾として扱い、それがいつのまにか

    中国との対し方  高坂正尭著「海洋国家日本の構想」 - リアリズムと防衛を学ぶ
    utushi
    utushi 2010/05/06
    「極西」といった言葉を作り出してしまうあたりから高坂正尭先生の地政学的な世界解釈が伺える。凄い人だ。
  • 中国のパワーの地理 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州はよく晴れておりまして、半袖でも出歩けるような暑さになりました。つい一週間くらい前まで冬のような気候だったことがまるでウソのようです。 さて、またまたカプランの地政学分析の記事を。今回は「中国もの」です。 おそらく以下の記事は現在のフォーリン・アフェアーズ誌にのっている巻頭記事の要約版かと思われます。いつものようにポイントフォームで。 ============= The Geography of Chinese Power By ROBERT D. KAPLAN Published: April 19, 2010 ●中国は地理的にあまりに恵まれているために、この国の活発な経済と自己主張を論じる時には「地理」というものが見落とされがちだ。 ●しかし地理は決定的に重要である。なぜならそれは、たとえ中国のグローバルパワーへの道が一直線ではなくても、結局はここが地政学の中心地に位置するこ

    中国のパワーの地理 | 地政学を英国で学んだ
  • 再び生存報告+新疆の情報封鎖が未だに続いている件(2) - 歐亞茶房(ユーラシアのチャイハナ) <ЕВРАЗИЙСКАЯ ЧАЙХАНА> 

    「チャイハナ」=中央ユーラシアの町や村の情報交換の場でもある茶店。それらの地域を含む旧ソ連圏各地の掲示板を翻訳。 →(1)からの続き あちらのお上は、何故ここまでして新疆の一般人民(特にウイグル人)を国外の情報から遮断したがっているのか?彼ら自身の言い分によれば、新疆における一連の民族問題は全て“外在的な”要因に基づくから、なのだそうです。 要は、 “何か、ウイグル人がたまに訳の分からないことを言って暴れてるけど、そういうのは全部、外国の怪しい宗教結社の奴らや、ラビヤとかいう米国のスパイに唆されてるからなんだよね。で、そいつらを操っているのは中国の解体と再植民地化を狙う悪の列強ってわけ。怖いね。うちらは何にも悪くないんだよ” ってことで。 ↓カシュガル旧市街、オステンボイ通り(吾斯塘博依巷)の住宅の壁に貼ってあった標語 “民族分裂※を試みる者どもは、必ずや敗北する!” 2009年10月頃、

    再び生存報告+新疆の情報封鎖が未だに続いている件(2) - 歐亞茶房(ユーラシアのチャイハナ) <ЕВРАЗИЙСКАЯ ЧАЙХАНА> 
    utushi
    utushi 2010/05/06
    中共は未だに新疆で思想統制しようと頑張っているご様子。
  • 「反革命分子」の思考 - 雪斎の随想録

    ■ 鳩山内閣には、懸案を処理していく「推進力」は、もはやない。 普天間基地案件の決着は、雪斎が読む限り、次の三つのシナリオしかない、 ① 鳩山総理が、苦渋の決断を演出して、「現行案」に近い線での落着を図り、政権の維持を狙う。 ② 鳩山総理が、自分の首と引き換えに、「現行案」に近い線で落着させる。 ③ 普天間移設が、実質上、頓挫する。 この件jは、あとで、あらためて書くことにしよう。 ところで、民主党のウェブ・サイトを見ていたら、次のニュース記事には、腰を抜かした。 ○ 小沢幹事長「民主党青森県連躍進パーティー」で挨拶 腰を抜かしたのは、次の記述である。 主催者を代表して、横山北斗県連代表が「昨年の総選挙では、まさに革命と呼ぶにふさわしい出来事として、私たちは政権交代を実現したが、革命の後は、反革命が起こる」とし、「今、民主党を批判する反革命分子に負けずに、この危機を乗り越えて行かなければな

    「反革命分子」の思考 - 雪斎の随想録
    utushi
    utushi 2010/05/06
    「反革命分子」の政治学上の意味について。