パースペクティブ・マッピング Houdini vs XSI! アニメでよく利用されるパースペクティブ・マッピングをレイアウトとの連携で紹介します。 パースペクティブ・マッピングは、遠近感のある普通に描かれた絵や撮影された写真をそのままテクスチャマップとして利用する手法です。 その利点は質感を基になる絵や写真に任せることができることです。マテリアルの設定は簡易で、細部のモデリングの必要もありません。 きわめて簡易に3次元のセットをお膳立てできる手法ですが、ポイントはその簡易さよりも最終イメージに近いところから素材を用意して絵作りをする発想の仕方にあります。 この考え方はアニメの現場で取られているレイアウトシステム(※注1)にきわめてなじみが良い考え方です。2D素材を3D空間内に、または逆に2Dレイアウト内に3D素材を違和感なく配置することを容易にします。また手書きの質感を有効に表現することが