新型コロナウイルスが中国で流行りだした1月末から、多くのシステム開発者が動員され、幾つかの緊急事態向けサービスがリリースされた。 例えば、中国での感染拡大時には、オンライン授業などにも活用できるビデオ会議機能付きのオフィススイートが普及した。これに急きょ、ユーザーの健康レポート機能が追加された。TikTokで有名な字節跳動(Bytedance)は、自社開発するオフィススイート「飛書(Lark)」で、グループ共有する健康ノート機能を1月25日に考案し、27日に社内公開、29日に一般公開という迅速な対応をとった。 報道によれば、1月21日に新型コロナウイルスが話題となってきたとき、Bytedanceが数万人の社員向けに、毎日の健康状態と体温測定と位置情報をレポートするよう指示したことから始まる。各人が自由な形式で報告したり、全く報告しない人もいたりして、社内の統計情報として活用できるものではな