老後2,000万円問題に代表されるように、高齢者が生活していくことについて話題となっています。また、格差について関心が高まっているのも間違いありません。 2019年初には「年収で890万円〜920万円ないと社会のお荷物という説がある」と解説したタレント・予備校講師のテレビでの発言が炎上したと話題になりました。 今回は改めて、社会のお荷物とされる年収について確認していきたいと思います。 年収890万円の社会のお荷物説について 実際の調査 所見 年収890万円の社会のお荷物説について 世帯総収入が890万円を下回るような世帯については、税金や社会保険料の支払いよりも実質的な受給(受益)が多いという説がまことしやかに流布しています。 元々は、以下の記事がそのネタ元のようです。 世帯の総収入が890万~920万円を超えるまでは『受益超過』となります。所得がそれ以下の世帯はいわば『社会のお荷物』です