これも非常に示唆的なのだが、その昔「ナニワ金融道」の青木雄二が「小説は『罪と罰』だけ読んでおけばよろしい」と言って、実際に彼はそうしてマンガを描いていたということがある。その代わりとことん読み込んで、その美しさの神髄というものをとことんまで突き詰め、それを作品作りに活かしたという。これと同じように、例えば音楽家を志すなら、第九だけを聞き続けていれば、少なくとも「音楽は何か」と言うことは分かる。「音楽の美とは何か」ということの答は出る。http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20081217/1229508760ある声楽家は、毎年第九に出ているがベートーベンの音楽はしっくり来ない、と言っていた。全面的に賛成とはいわないが、分かる部分がある。 第九がどれだけ素晴らしくても、そればっかり聞き続けたって音楽の美とは何かに対する答えは出ない。音楽とは何か、分からないだろう。お
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