NEC史上最年少で主席研究員になった天才がもたらした、起死回生のチャンス:イノベーションは日本を救うのか(27)(1/3 ページ) 1990年代、シリコンバレーでのコーポレートベンチャリング活動で、うまくいったとは言えないNEC。そこからは、コーポレートベンチャリングに対しては守りの経営が長く続いた。だが、NEC史上最年少で主席研究員となった、ある人物がそれを大きく変えようとしている。 ⇒「イノベーションは日本を救うのか ~シリコンバレー最前線に見るヒント~」バックナンバー NECが、1990年代の半ば、「Convergence Partners」というCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を設立したことは、既に本連載の第25回「NECとパナの実例で読み解く、コーポレートベンチャリングの難しさ」で取り上げた通りだ。NECは、その時は思ったように成果を出せず、同社のその後については筆者も