「プラスチック」ファンなど客層変化に賛否、国際化で「本場」の雰囲気が薄れる懸念も 【プレミアリーグ 巨大ビジネスの誕生⑩)】
会員登録すると、日経メディカルの各種サービスがご利用いただけます。 会員登録するとご利用頂けるサービス記事の閲覧、MReach(Web講演会、eディテール)、調査・アンケート、連載フォロー、マイジャンル機能、ポイントプログラムなど 会員登録(無料)
福岡大病院救命救急センター(福岡市)は25日、呼吸不全で入院した60代の男性患者について、回復の見込みがなく死期が差し迫った時点で家族の希望を受け、人工心肺装置を止めて延命治療を中止したケースが昨年あったことを明らかにした。男性は家族立ち会いの下、13分後に死亡が確認された。 医療チームによる対応など延命治療の中止手続きを明記した日本救急医学会の終末期医療に関するガイドライン(指針)を適用した。平成19年10月に策定された同指針に基づき、患者の生命に直結する治療の中止が明らかになったのは初めて。生命の切り捨てとの批判もある「尊厳死」論議に一石を投じそうだ。 担当医は「延命治療を中止すると殺人罪などに問われる恐れがある。国は医師が刑事責任を問われないよう法整備を急いでほしい」と話している。 【関連記事】 ・ 安楽死の女性をめぐるイタリアの“判断” ・ 植物状態の伊女性死亡 延命停止
東京都中央区保健所は25日、銀座眼科(同区)で、レーザー光線を使って近視を矯正するレーシック手術を受けた患者639人のうち67人が、感染性角膜炎などの健康被害を訴えたと発表した。67人のうち1人が医療機関に入院しているという。同保健所では、銀座眼科の衛生管理が不徹底だったことが原因とみて詳しいことを調べている。 同保健所によると、患者67人が感染症を発症したのは、平成20年10月〜21年2月。同保健所は、銀座眼科が不十分な滅菌処理を行った医療器具などで手術を行ったため、患者の角膜が炎症を起こした可能性が高いとみている。 これまで同区は、健康被害が多いとの情報を受けて2度、銀座眼科に立ち入り検査をしてきた。 銀座眼科は取材に対し「詳しいことを調べており、コメントは控えたい」と話している。 【関連記事】 ・ 加齢には“めがね”が一番!? 視力矯正、何を使ってる? ・ 患者1万800
北海道登別市が重度障害者らに対する高額医療費の助成制度として医療機関に立て替えた医療費が、市の請求漏れで時効になり回収できなくなった問題で、同市は20日、回収不能額の約4500万円を全職員による拠出金で補填(ほてん)する方針を発表した。 職員約500人が4月から3年間、月賦で払うほか、昨年8月に退任した上野晃前市長も100万円を拠出。平成16年以降の退職者にも1万円以上の協力金拠出を要請する。 職員の負担額は特別職の副市長が85万円、教育長が70万円。部長以下の一般職員は役職に応じて18万~3万6000円。小笠原春一市長は36万円で、給与条例を改正し3年間、月給を1万円減額する。 また市は19日付で職務怠慢や監督不十分を理由に当時の担当者7人を減給10分の1(1~4カ月)、4人を戒告の懲戒処分にした。
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 幾何級数的に増大するデータを克服 静岡県立総合病院は、文字通り静岡県の中核病院。地域医療をはじめ全国でも屈指の医療設備・機器を備え、高度医療や先進医療に取り組んでいる。救急医療、災害医療、僻地医療、結核医療などの政策医療も担う静岡県を代表する大規模総合病院だ。 特に、その高度医療・先進医療の一翼を担っているのがコンピュータ断層撮影装置(CT)、磁気共鳴診断装置(MRI)、デジタルX線撮影装置(CR)などの画像診断装置。これらの装置や放射線治療機器を中核とした放射線画像システムは、総合病院としての医療サービスレベル向上に重要な役割を果たしている。 そこで静岡県立総合病院では2006年1月から、放射線画像データの電子化に着手。医療機器ベンダ
香川県は19日、同県立中央病院(高松市)で08年9月中旬、体外受精をした不妊治療中の20代女性に対し、誤って別の患者の受精卵を移植した疑いがあり、妊娠9週目で人工妊娠中絶を行ったと発表した。病院は女性に謝罪した。 県によると、産婦人科の男性担当医(61)が移植をした際、女性の受精卵が入った容器でなく誤って別患者の容器から取り出した受精卵を女性の子宮に戻した可能性が高いという。本来は女性の受精卵が入った容器のみを台上に置かなければならなかったという。病院側は担当医から「注意不足で誤って他人の受精卵を移植してしまった。非常に反省している」と説明を受けているという。 県によると、女性は県側を相手に約2千万円の損害賠償を求める訴えを高松地裁に起こした。県は「事実関係は大筋で認める。女性側と話し合いを続けていきたい」としている。
昨年6月の三重県伊賀市の診療所「谷本整形」(谷本広道院長)での院内感染事件で、三重県警は19日、谷本院長を業務上過失致死傷容疑で書類送検した。県警は、アルコール綿や点滴液の残液から検出されたセラチア菌のDNAパターンが、入院患者や亡くなった女性の体内から検出されたものと一致したことなどから、治療行為と死亡との因果関係が立証できると判断した。一方、看護師については立件を見送る。 昨年5月から、谷本整形で作り置きの点滴などを受けた患者が相次いで体調を崩し、同市島ケ原の市川満智子さん(当時73)が死亡、35人が入院、通院する院内感染事件が発生。県警は、業務上過失傷害容疑で谷本整形を家宅捜索した後、業務上過失致死傷容疑での立件に向けて、院長や看護師らへの任意の事情聴取などを進めてきた。 同容疑での立件に向けてポイントになったのは、セラチア菌と死亡との因果関係だ。県警は、市川さんの遺体を三重大で
検索大手グーグルが運営するインターネット上でのスケジュール管理サービス「グーグルカレンダー」で、個人情報が誤って公開されてしまうケースが相次いでいる。 読売新聞で確認できただけで、九つのカレンダーで1500件以上のスケジュールが誰でも閲覧可能な状態になっていた。同社は今月上旬、こうした事実を利用者に説明しないまま、他人のスケジュールを検索できる機能を廃止したが、アドレスさえ入力すれば閲覧できる状態は今も続いている。 グーグルカレンダーは、ネット上でスケジュール管理できる無料サービスで、登録IDなどを打ち込めば、自宅のパソコンや出先の携帯電話でも自由に利用できる。データは自分のメモ代わりに使うばかりでなく、仲間同士でスケジュールを共有することもできる。 初期設定画面には「特定のユーザーと共有」と「公開」という項目がすぐ近くにあり、これらの項目にチェックを入れなければ複数の端末での利用や、仲間
【ロサンゼルス=堀内隆】米ロサンゼルス郊外で1月26日に八つ子を産んだ女性が、すでに6人の子を持つ母親で、14人全員が体外受精による出産だったことが米メディアの報道で明るみに出た。八つ子が生まれるような不妊治療が倫理的に許されるのか、専門家から疑問の声が出始めた。 分娩(ぶんべん)を担当した病院は本人の個人情報を明らかにしていないが、米メディアによると女性は33歳。同居する両親がロサンゼルス・タイムズ紙の取材に応じ、体外受精だったことを明らかにした。 体外受精の場合、妊娠を確実にするために複数の受精卵を子宮に戻すことがあるが、多胎出産が母体と子どもに及ぼす危険を避けるため、米生殖医学会はその数をできるだけ少なくするようガイドラインで定めている。マックルーア会長は30日、「八つの受精卵を戻すのはガイドラインを逸脱している」と批判。米メディアもおしなべて、八つ子出産を「危険な行為」と批判的
堀川さんはタデアイの茎(右)から取り出したエキス(左)の商品化を目指す=大阪府河南町、白木写すタデアイ=北隆館「原色牧野植物大図鑑」から 廃棄物に抗ウイルス効果があった――。大阪府富田林市で生薬加工業を営む堀川豊勝さん(59)が中国の漢方薬にヒントを得て、植物「タデアイ」の茎のエキスを調べてもらったところ、流行しているA型インフルエンザのウイルスの増殖を抑える効果があることがわかった。タデアイの葉は藍(あい)染めに使われるが、茎は捨てられている。企業と組み、加湿器やマスクに利用するなど商品化を目指している。 堀川さんは大学卒業後に家業の機械加工会社を継いだが、91年に倒産。一時6億円の負債を抱えたが、深夜の工場で働いて研究資金をため、友人の依頼で生薬の殺菌技術の開発に着手。成功して生薬加工業を起業した。 そんな時、中国では藍染めの原料であるアブラナ科の植物を乾燥させた漢方薬を服用して
感染症の治療に使われる抗生物質などの抗菌薬を処方された患者の4割が、途中で治ったと思い込んで服用をやめた経験があることが、製薬会社のファイザー(東京都)の調査で分かった。服用を中断すると、抗生物質が効かない耐性菌が生まれる危険があり、分析した渡辺彰・東北大教授(感染症学)は「自己判断で飲むのをやめるのは絶対に避けてほしい」と警告している。 昨年10月、インターネットで各都道府県の男女100人ずつ計9400人に調査したところ、40%に抗生物質の服用中止の経験があり、うち8割以上は「症状が改善された」と自己判断していた。 薬が余った場合は、中止の経験がある患者の42%が「保存しておき、同じ症状が出た時に再度使う」と答えた。中断すると、その後は薬の効きが悪くなるのを知っていたのは、半数以下の48%にとどまった。 渡辺教授によると、抗生物質はむやみに服用すべきでないが、一度使ったら必要量を集中的に
厚生労働省は23日、福岡大学病院(福岡市)の救命救急センターに入院していた10代から80代の患者23人が、アシネトバクター菌に院内感染していたと発表した。感染者のうち肝炎で入院していた20代の女性と50~60代の男性3人の計4人が死亡したが、感染との関連は薄いという。 残り19人のうち、10人は現在も入院中で、9人は他院に転院している。 厚労省などによると、院内感染が発覚したのは昨年12月1日。患者8人に感染が見つかり、病院側が調査を行ったところ23人に感染を確認、今月20日、保健所に届けた。 感染経路は判明していないが、23人のうち22人が入院後に人工呼吸器を使用、人工呼吸器からも菌が検出されており、保健所などが関連を調べている。 アシネトバクターは土壌や水中など自然界に広く存在する細菌で、健常者に害を及ぼすことはないが、免疫力の低い重傷や重病患者は、肺炎などを発症し死亡することもあると
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く