夏休み前の午後4時すぎ。群馬県の県央地域のある中学校では各教室から吹奏楽部の「パート練習」の音が響いた。部員たちは最大の目標である群馬県吹奏楽コンクールを間近に控え、演奏曲の練習に打ち込んでいた。 この学校では昨年春から部活動の時間短縮に取り組む。顧問の男性教諭は「練習量は以前の半分。大会に間に合わせるのが精いっぱい。音楽を楽しむ心を育むのも部活の役割だが、それができているか…」と吐露した。
夏休み前の午後4時すぎ。群馬県の県央地域のある中学校では各教室から吹奏楽部の「パート練習」の音が響いた。部員たちは最大の目標である群馬県吹奏楽コンクールを間近に控え、演奏曲の練習に打ち込んでいた。 この学校では昨年春から部活動の時間短縮に取り組む。顧問の男性教諭は「練習量は以前の半分。大会に間に合わせるのが精いっぱい。音楽を楽しむ心を育むのも部活の役割だが、それができているか…」と吐露した。
2012年8月29日の読売新聞に、「妊婦血液でダウン症診断」「精度99%」という大きな見出しが掲げられました。13年4月から始まるNIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)の解説でした。NIPTは従来の出生前診断と大きく異なるため、「新型出生前診断」とも呼ばれました。 「新型」とはどういう意味でしょうか? 21トリソミー(ダウン症)などの染色体異常の胎児を生まれる前に診断するために、従来、2種類の検査がおこなわれてきました。 一つは、針で「羊水穿刺(せんし)」をして胎児の細胞を採取し、染色体分析をおこなう確定的検査です。 もう一つは、妊婦の血液を採取して特定のたんぱく質の量を測る母体血清マーカー診断(クアトロマーカーテスト)や超音波で胎児のうなじの浮腫の厚さを測定する検査です。これらは、いずれもダウン症の赤ちゃんが生まれてくる「確率」をはじき出すものです。つまり非確定的検査です。 こうした従来
沖縄県・米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡り、モデルでタレントのローラ(28)が埋め立てに反対の署名をするよう、Instagramで呼びかけた投稿が炎上している。 「みんなで沖縄をまもろう!たくさんの人のサインが必要なんだ」と、普天間飛行場の移設工事の中止を求める署名を、520万人のフォロワーに呼び掛けたローラ。 現在CM契約社数13社のローラに、テリー伊藤は「勇気がある!この程度の発言でコマーシャルを降ろす会社って何なの?」と絶賛。しかし、この意見に高須クリニック・高須克弥院長が「テリーさんのおっしゃる通り、スポンサーの自由です。僕がスポンサーなら降ろします」と断言した。 イメージが命の芸能人の政治的な発言は、アリなのかナシなのか。元日経新聞記者で作家の鈴木涼美は「アメリカではミュージシャンが〇〇党支持です、と言うのが普通」とコメント。ローラと同じく、タレントでモデルの鈴木奈々は「(発信す
甲子園のスタンドでもう一つの夏が燃焼した。16日の全国高校野球選手権大会で、秀岳館(熊本)のベスト8進出を支えた同高吹奏楽部。部員たちは、この夏の吹奏楽コンテストの南九州大会出場をあきらめ、全国制覇を目指すナインとの夏を選んだ。「甲子園が僕らにとってのコンテスト」。伸びやかな演奏が歓声とともに夏空に響いた。 吹奏楽部は部員21人。4年連続の出場が懸かる南九州小編成吹奏楽コンテストの県予選を翌週に控えた7月26日、野球部が甲子園切符を手にした。 南九州大会は8月11日。県予選を通過しても、甲子園の応援を優先すれば大会には出られない。コンテストか、甲子園か。7月下旬の職員会議は2日間にわたった。多くの教員が「コンテストに出るべきだ」と主張した。吹奏楽部の3年生6人も話し合いを重ねた。「コンテストに出たい」と涙を流す部員もいた。 しかし演奏がなければチアリーディングもできず、応援が一つにな
(CNN) 頭上の荷物入れやアームレストを巡って争ったり、殴り合いや蹴り合いに発展したり、客室乗務員を怒鳴りつけたり――。旅客機の乗客がそんな騒ぎを引き起こす一因はファーストクラスの存在にあるかもしれないという研究結果が、2日の米科学アカデミー紀要に発表された。 それによると、ファーストクラスがある旅客機の場合、エコノミークラスの乗客が騒ぎを起こす確率は、ファーストクラスがない旅客機の3.84倍に上ることが分かった。 搭乗する際にファーストクラスの区画を抜けてエコノミークラス区画に入った乗客が騒ぎを起こす確率は、直接エコノミークラスに入った場合の2.18倍だった。 この論文をまとめたカナダ・トロント大学のキャサリン・ディセレス准教授は、「人は貧しさや不平等を感じると行動に出る傾向が強まる」と解説する。 騒ぎが増えるのはエコノミークラスの乗客だけではない。全乗客がファーストクラス区画
第一線で活躍している作家や編集者を招き、山形市で開かれている「小説家(ライター)になろう講座」が19年間使用してきた名称の変更を迫られていることが10日、分かった。小説投稿サイトの名称として「小説家になろう」が3年前に商標登録され、商標権を持つ大阪の企業から使用差し止めを求められているためだ。 同講座は1997年、直木賞作家の高橋義夫さん(山形市)を講師にスタートし、現在は文芸評論家の池上冬樹さん(同)が世話人を務め、毎月開催。講座はこれまで、柚月裕子さん、深町秋生さん、壇上志保さん、黒木あるじさん、吉村龍一さんといった多彩な作家を輩出している。 講座事務局によると、小説投稿サイトを運営する「ヒナプロジェクト」(大阪府枚方市)が2013年に「小説家になろう」を商標登録。今月に入り使用差し止め通知が文書で届き、その後、事務局が名称の商標登録を初めて確認した。 講座は16年度から新たな名
衆院予算委員会は15日午後、安倍晋三首相と関係閣僚が出席して経済などに関する集中審議を続けた。 最近の株価下落で年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用損拡大が指摘されていることに関連し、首相は「想定の利益が出ないなら当然支払いに影響する。給付に耐える状況にない場合は、給付で調整するしかない」と述べ、運用状況次第では、年金支給額の減額もあり得るとの認識を明らかにした。 民主党の玉木雄一郎氏への答弁。首相は「運用は長いスパンで見るから、その時々の損益が直ちに年金額に反映されるわけではない」とも強調した。
解散危機を回避し、存続を表明した人気グループ・SMAPの「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」が、オリコンの1/22付デイリーシングルランキングで1位を獲得した。 【一覧】今後はどうなる? SMAP、今までの出演テレビ番組 同作は2003年3月に発売され、SMAPの全シングルの中でも売上ランキング1位(累積約257万枚)を誇る。今月13日に一部スポーツ紙により「SMAP独立・解散」が報じられると、1/14付デイリーシングルランキングで圏外からいきなり9位に急浮上。在庫切れを起こし、週間では75位にランクインした。同作のシングルTOP100入りは、06年1/30付で86位を記録して以来10年ぶりのことだった。 さらに、解散を望まないファンの間で購買運動が広がり、1/19付=19位→1/20付=3位→1/21付=2位と推移し、1/22付で1位となった。 1/22付デイリーシング
ゴールド免許だと「違反が消える」は、本当? 5年後「更新」で「ブルー免許に格下げ」の条件は? 複雑な「ゴールド維持」条件とは
ロンドン中心部にある創作日本料理店に、思わず目を疑ってしまうこんなネオンサインが掲げられていました。「売春婦あります」。現地の日本人らが「日本人を侮辱している」「女性への差別だ」などと声を上げたところ、ロンドンのフェミニスト団体がこれに呼応。ツイッターでボイコット運動を展開した結果、看板は取り外されることになりました。しかしオーストラリア人店主は「これはアートだ」などと持論を語っていました。 【写真】ロンドンの下品な看板 ほかにも「口にできない」ひどい言葉が… 問題の店はロンドン中心部の王立公園、ハイドパークの近くにある「Kurobuta」。日本企業のロンドン駐在員の西井大祐さん(28)は先月、友人と店を訪れてネオンサインを見つけました。「日本語が分からんことをええことに調子乗っとるなあと思った」と西井さん。友人と看板のことを話題にしていると店の女性従業員が「日本人でしょ?何て書いてあるの
アトランタ(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」がトヨタ製のトラックを入手していることが宣伝ビデオで明らかになり、米財務省が7日までに、トヨタ自動車に対してISISに車が渡った経緯について情報提供を求めた。 トヨタ広報はCNNの取材に対し、中東への物資や資金の流れに関する財務省の調査に協力していることを確認。「営業拠点を置く各国や地域で法令順守に努めており、ディーラーや代理店にも同じことを求めている」と強調した。 ただ、車の悪用や盗難、第三者による転売を自動車メーカーが完全に統制することは不可能だと指摘。「トヨタは厳格な規定に基づき、武装勢力やテロリストの活動に利用される可能性がある場合は車を販売していない。手順や契約にも軍事目的の転用防止措置を盛り込んでいる」と説明している。 財務省の調査については、供給網にかかわる金融機関やメーカー、エネルギー会社など広
認可保育所に入れない「待機児童」が5年ぶりに増えた。その人数は、2015年4月1日時点で2万3167人。2万人を超えるのは7年連続だ。子育てにかかわる現状とは。 【写真】日本総合研究所・主任研究員の池本美香さん=東京都品川区、瀬戸口翼撮影 少子化にかかわる保育・教育政策などを研究する日本総合研究所調査部の池本美香さんに、保育士の処遇や、海外の保育所事情をきいた。 ――2015年1月の保育士の有効求人倍率(求職者数に対する求人数の割合)は全国平均で2・18倍、東京都は5・13倍。保育士は引っ張りだこです。保育所に入りたくても入れない「待機児童」が問題になり、新たに保育所をつくろうとしても保育士が足りない状況です。背景には保育士の待遇の低さがあるようですが、そもそも、なぜ保育士の給与は低いのですか。 「まず、保育士不足の現状として、政府が1月に打ち出した『保育士確保プラン』では、17年度
房総半島南部で、シカ科の外来種キョンの繁殖が急増し、稲やイチゴなど農作物を食い荒らすなど被害の拡大が続いている。 推定生息数は2007年度の約3400頭に対し、14年度末で10倍超の約4万700頭に上っている。千葉県は、今年度から各自治体に捕獲費を補助する対策強化に乗り出した。 野生のキョンが目撃されるようになったのは、同県勝浦市の動植物園「行川(なめがわ)アイランド」(2001年閉園)から脱走したとみられる後の1980年代に入ってからで、温暖な気候と餌となる下草に恵まれているために繁殖したとみられる。 県は08年度に駆除計画を策定したものの駆除が進まず、12年度に計画の練り直しを迫られた。それでも14年度の捕獲数は約2200頭にとどまった。県は今年度から市町村に対し、捕獲費の半額を上限に補助している。鳥獣保護法では、狩猟鳥獣に指定されていないため、狩猟ができないのが現状で、ワナを使
中咽頭がんを患い療養中の音楽家坂本龍一(63)が、映画「母と暮せば」(山田洋次監督、12月12日公開)の音楽を担当し活動を再開するにあたって、現在の心境を明かした。 【写真】坂本龍一と矢野顕子の長女、美雨が第1子女児出産 坂本は3日、公式サイトに文書を掲載。昨年、咽頭がんに罹患(りかん)していることがわかりすべての仕事をキャンセルして治療に専念することになったことにより迷惑を掛けたとして関係者に謝罪するとともに、多くのファンや友人からの励ましを受け、「こんなに心に響いたことはありませんでした。ありがとうございました」と感謝した。 病気の発覚については「実は自分が1番驚いたのです」と振り返った坂本。20年以上前から健康に大きな関心を寄せ、マクロビオティックや無農薬有機食品を摂ることなどを心がけてきたという。そんな健康への自信から、喉に違和感を感じた際も、「万が一にもそれががんだとは疑いも
23日、福岡市議会で教職員の喫煙問題が取り上げられた。休み時間や昼休み、校門近くの路上で喫煙する教職員がたびたび近隣住民の目に留まっているのだ。 教員に「飲酒検査」行き過ぎとの声も 市教育委員会は市立学校の敷地内を全面禁煙にしている。人目を気にしてこそこそと紫煙をくゆらせる教職員の様子は、かつての不良少年の姿とダブる。「教育上いかがなものか」「分煙すればいいのに」。 教育現場の戸惑い、賛否が割れる街の声をリポートする。 市内のある中学校。校門前でたばこを吸う40代の男性教諭に声を掛けると「すみません。生徒にたばこは危険と教えている立場上、肩身が狭い」と恐縮しきりだった。 学校の敷地内が禁煙になったのは2005年度。公共施設に受動喫煙対策を求めた健康増進法の施行を受けての決定だった。 別の小学校を訪ねると、校門に敷地内禁煙を告げる看板を掲げていた。ベテラン教諭は「校外で吸えば、税金をも
「働かない正社員」をクビにできる世の中に――オリックス元会長の意見をどう見る? 弁護士ドットコム 5月3日(日)10時55分配信 働かない正社員の雇用を打ち切れるようにすべきだ――。オリックス元会長の宮内義彦氏(現シニア・チェアマン)の発言が、ネット上で話題になっている。 この発言は、ビジネス誌「プレジデント」(2015年1月12日号)が企画したジャーナリスト田原総一朗氏との対談で発せられたものだ。雑誌が出たのは少し前だが、その記事が3月末にプレジデントのウェブサイトで公開されたことで、ネットでの反響が広がった。 宮内氏は「正規雇用は一度採用されたらクビにならない。たとえ生産性が下がっても企業は解雇できない」と指摘する。「だから非正規で雇用調整せざるをえなくなり、非正規はいつ契約が終わるかとびくびくしながら働かざるをえない。これは不公平だ」と持論を展開した。 田原氏が解決策を問うと、
車同士が衝突し、センターラインをはみ出した側の助手席の男性が死亡した事故について、直進してきた対向車側にも責任があるとして、遺族が対向車側を相手に損害賠償を求めた訴訟の判決言い渡しが13日、福井地裁であった。原島麻由裁判官は「対向車側に過失がないともあるとも認められない」とした上で、無過失が証明されなければ賠償責任があると定める自動車損害賠償保障法(自賠法)に基づき「賠償する義務を負う」と認定。対向車側に4千万円余りの損害賠償を命じた。 一般的な感覚では責任の配分が一方的となりそうな事故。はみ出した車は家族以外が運転していたため任意保険が使えず、この車に乗り死亡した男性の遺族補償が困難視されたケースだった。判決は遺族を救済する形となった。 原告側の代理人を務めた宮本健治弁護士によると、自賠法では「人身事故が起これば、自動車同士なら互いに共同不法行為となる。少しでも過失があるとなれば賠償
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