自立更生促進センター：地域懇談会 反対意見相次ぎ、開所めど立たず－－福島 ／福島 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)刑務所の仮出所者の宿泊施設として福島市狐塚に建てられた「自立更生促進センター」の開所問題で、福島保護観察所は１８日、近隣住民や保護司らとの５回目の地域懇談会を開催した。今回で最後だが反対意見が相次ぎ、開所のめどは依然として立たない状況だ。 懇談会は昨年３月、同市議会が法務省の説明が不十分と開催を要請。同１０月から、近隣住民や学校関係者、保護司ら約２０人が懇談会の委員に委嘱され、話し合いが続いていた。 法務省保護局の田中一哉・処遇企画官は、除外する入所者として、１３歳未満の子供を対象とした犯罪、強制わいせつなど性犯罪を犯した者を挙げ、改めて開所への理解を求めた。委員からは「矯正教育は必要だが、（説明は建物を）運用することが前提となっていて納得できない」などと白紙撤回を求めた。 佐藤比呂明所長は「どうすれば福島の安全と安心が守られるのか、意見を踏まえて今後を考えたい」と話した。【蓬田正志】
