中国・新華社通信:与党連合は圧勝したが、自民党が完全に自由に改憲できるようになったわけではない。安倍は圧勝で、経済政策重視から、平和憲法改変を通じ自衛隊を国軍にする課題に短期的に移行するのではないか、と指摘する向きがある。評論家も、安倍は軍備増強で強い日本をつくろうとしていると指摘する。そうなれば、中韓関係にさらなる緊張を招くことになる。だが世論調査は、憲法9条改定派が多数でないことを示している。公明党は、改憲問題で決定を左右できる立場にある。 米NYT紙:戦後の平和体制から移行する可能性が出てきた。安倍は、精彩のない首相たちが続いた後、「改革執行者」として登場した。安倍は、中国に対抗するため、平和憲法書き換えを志している。安倍には実利主義と国家主義があるが、圧勝によって国家主義が明確になるのではないかと、評論家は指摘する。だが、有権者が改憲を望んでいるのかどうか、はっきりしない。対中警戒