今回もまた別件でオーダーキッチンを紹介したい。写真にはアイランドキッチンが少し写っているが、これは建築の家具工事で造作されたので、納品させて頂いたのは壁際のI型キッチンである。 建築家の意向もあり、長くてシャープなスッキリしたキッチンを目指した。 まず最初に決めに掛かったのはワークトップの形状と素材。 シャープな印象という事で、天板の厚みを薄く軽やかにするのだが、素材感としてステンレスや人造大理石(淡色)を使うと重厚さや高級感が出ないと思ったので、最終的にセラミックストーンの12mmの単板で、黒い石目調のものをチョイスした 薄くシャープな印象であるが、濃い色での存在感を出し、石目というテクスチャで素材感・厚みを持たせた。またその天板自体を25mm扉とサイドパネルから浮かせる事で、より一層の軽快さやスッキリ感を出した。 セラミックストーンとは「磁器」と「天然水晶」、「ガラス」を合わせた高機能