全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)は18日、三菱UFJ銀行など全国10の金融機関で他行宛ての振り込みが遅れた全国銀行データ通信システム(全銀システム)の障害に伴う補償対応方針を発表した。顧客に生じた手数料や延滞金などの損害は各金融機関が補償する。辻松雄理事長が東京都内で記者会見し、「多くの預金者や金融機関に多大な迷惑をおかけしました」と陳謝した。 全銀ネットは18日、各金融機関と送金障害の顧客への補償を申し合わせた。対象は、別の銀行を使ったため余分にかかった手数料や口座振替ができなかったことに伴う延滞金のほか、振り込みを取り消すのに必要になった手数料や、振り込みが実行されず一時的に残高不足になることでかかった金利負担なども含まれる。 これを受け、三菱UFJ銀やりそな銀行はホームページ上で補償内容を発表した。三菱UFJ銀は相談を窓口を設置した。 システム障害は10、11日に発生し、計