(英エコノミスト誌 2012年10月20日号) 沖縄県民が日米同盟の利点に疑問を投げ掛ける新たな理由が加わった。 沖縄に駐留する約2万6000の兵士を束ねる米軍司令官たちは、不運に呪われていると感じている。一方、140万人の沖縄県民の多くは、米国人そのものに呪われていると感じている。 米海軍の兵士2人が地元の女性に性的暴行を加えた容疑で逮捕、送検されたのは厄介なタイミングだった。沖縄では既に、米軍基地に対する抗議の気運が盛り上がっていた。きっかけはこの10月、宜野湾市の普天間基地に12機のMV22オスプレイが配備されたことだった。オスプレイはヘリコプターのように離着陸し、固定翼機のように飛行する。 抗議行動に参加したある住民は、「世界で最も危険な基地に世界で最も危険な航空機」が配備されたと見る。米国側は、最も危険な基地でも最も危険な航空機でもないと異議を唱え、沖縄で最も犯罪率が高いのは米軍
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く