【リオデジャネイロ=浜砂雅一】コレラの感染が拡大するカリブ海の島国ハイチで15日、デモ隊が治安部隊と衝突し、AP通信などによると、デモ参加者1人が死亡、12人が負傷した。 衝突は北部カパイシアンで起きた。約1000人のデモ隊は、治安維持にあたる国連ハイチ安定化派遣団に参加する駐留ネパール軍部隊がコレラ発生源と主張。 デモ参加者の一部が暴徒化し、国連施設や警察署に向けて発砲や投石を行い、車両に放火した。 国連と警察側は当初、催涙弾などで応戦したが、一部で銃撃戦となり、デモ参加者1人が射殺された。国連側は正当防衛だったとしている。一方、中部の町でのデモ隊との衝突で、国連兵士6人が負傷したという。