鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は25日、報道各社の取材窓口となる総務課秘書広報係の職員に「報道機関からの取材は今後一切取り次がないように」と指示した。一方で、これまでも取材に応じてきた地元民放3社は例外扱いにした。係長は「上司の指示であり、今後は3社以外は市長への取材はご遠慮いただきたい」と話した。 係長が報道機関から取材の申し込みがあったことを竹原市長に伝えた際、口頭で指示したという。その際に、KTSとKYT、KKBを名指しして「今後も取材を取り次ぐように」と言ったという。3社は阿久根市の隣の出水市に取材拠点を置いている。 竹原市長は障害者に関する自身のブログの記述が騒動になった昨年12月以降、報道陣を避けることが多くなった。今年3月の市議会では、マスコミがいることを理由に本会議の出席拒否を続けた。