石川県七尾市で6月に入り、大量のオタマジャクシが地面に落ちているのが見つかり、「竜巻に吸い上げられ、降ってきた」「鳥が運んできた」など、さまざまな憶測を呼んでいる。 4日午後4時半ごろ、七尾市中島町の市民センターの駐車場で、「ボテボテ」と何か落ちるような音に気付いた男性職員(55)が外に出ると、約10メートル四方のアスファルトや車のフロントガラスに100匹ほどのオタマジャクシの死骸(しがい)が散乱しているのを見つけた。 地元では、竜巻や鳥が原因かと話題になった。ほかの場所でもオタマジャクシが見つかったとの情報もあり、専門家や気象台の担当者も首をひねっている。 山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の研究員は「カラスはオタマジャクシを食べるが、吐き出すのであればもっと広範囲のはず」。また金沢地方気象台は突風などの被害情報は入っていないとしており、謎は深まる一方だ。