以前立ち読みで良い本だとは思っていたけど、図書館の予約の順番が回ってきたのでまた読んだ。やっぱりすごく良い本だった。おすすめ。 思いっきり要約すると、ここ数十年の間に、 先進の10億人+発展途上の50億人 という構図だった世界は、 先進or発展途上の50億人+底辺の10億人 という構図になりつつあるということ。 そして、この底辺国が陥っている罠を打破するには、軍事介入や貿易自由化という、通常こうした最貧国への援助に取り組む人たちが嫌う行為が、往々にして必要であるということ。 イラク戦争の引き起こした最も重大な問題は、軍事介入の選択肢を奪ってしまったことなのかもしれない。 関連項目 ビョルン・ロンボルグ『五〇〇億ドルでできること』 バングラデシュのグラミン銀行とムハマド・ユヌス総裁にノーベル平和賞 『ヤバい経済学』とセットで読め! ティム・ハーフォード『まっとうな経済学』 参考リンク 404