〈(前略)予備調査委員会による調査を行った結果、告発により指摘された研究活動に係る不正行為の疑いがあることについては確認できなかったため、同規程に定める本調査を実施しないことと致しました〉(中京大学・研究倫理委員会/2020年11月30日付け) 昨年7月から6回にわけて告発してきたフリージャーナリストの三宅勝久氏のもとに届いた「通知書」には、わずか5行の調査結果が記されていた。これは前回配信の「前編」で詳報した同大学・国際教養学部の大内裕和(おおうち・ひろかず)教授の“盗用疑惑”に対する大学側の結論だが、この文書だけでは疑惑を否定した理由がさっぱりわからない。 (前編)まさかあなたが――「弱者の味方」有名教授 にパクリ疑惑発覚 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65394 このまま「お咎めなし」なのか 冒頭で触れた通知書の後半に出てくる〈同規程〉と