ホーム LOX-1シグナルが関節リウマチの病態に大きく関わることを発見-関節リウマチの診断、治療につながる大きな一歩- 2011年11月21日 関節リウマチは関節内の滑膜という組織が異常に増えることで関節内に炎症がおこる病気で、進行していくと関節破壊を起こし日常生活に多くの障害が生じる病気です。国内では約60万人の患者がいると言われており、30歳から50歳位の働き盛りの女性に起こりやすく、その社会的損失は非常に大きいと思われます。しかしながら、関節リウマチを採血だけで診断できる検査法、および関節の軟骨破壊を抑制できる根本的な薬剤は今のところ存在しません。 今回、伊藤宣 医学研究科リウマチ性疾患制御学講座准教授、石川正洋 医学研究科整形外科学講座大学院生らの研究グループは、リウマチの関節炎の主体である滑膜にレクチン様酸化LDL受容体1(LOX-1)という蛋白が発現していることを世界で初めて発