戦略家・マーケター。高等数学を用いた独自の戦略理論、革新的なアイデアを生み出すノウハウ、マーケティング理論等、一連の暗黙知であったマーケティングノウハウを形式知化し「森岡メソッド」を開発。経営危機にあったUSJに導入し、わずか数年で劇的に経営再建した。1972年生まれ。神戸大学経営学部卒。1996年、P&G入社。日本ヴィダルサスーン、北米パンテーンのブランドマネジャー、ウエラジャパン副代表等を経て2010年にユー・エス・ジェイ入社。2012年より同社チーフ・マーケティング・オフィサー、執行役員、マーケティング本部長。2017年にUSJを退社し、マーケティング精鋭集団「刀」を設立。「マーケティングで日本を元気に」という大義の下、数々のプロジェクトを推進。USJ時代に断念した沖縄テーマパーク構想に再び着手し注目を集める。著書に『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』『USJを
16世紀の面影を残すブラジル、バイーア州の海辺に建つ「ウーシュー・カーサ・ホテル」に、新たにコテージが完成 イタリアのファッションブランド「Diesel(ディーゼル)」でクリエイティブ・ディレクターを務めていたウィルバート・ダスは、8年前、ブラジルのバイーア州のトランコーゾ――16世紀の植民地時代の面影を残す海辺の村に「Uxua Casa Hotel(ウーシュー・カーサ・ホテル)」をオープンした。トランコーゾは長きにわたり、南米やヨーロッパの人々から知る人ぞ知るリゾート地として親しまれていたが、ここ「ウーシュー・カーサ・ホテル」は、そのトロピカルで色鮮やかなルックスと落ち着いた雰囲気で、スタイリッシュなアメリカ人のあいだでも評判を呼ぶようになった。 そのホテルに今年9月、3ベッドルームの日あたりのいいコテージがお目見えした。このコテージは11室の客室とは離れた村の広場に、1586年に建てら
時代や洋の東西を問わず、ダイヤモンドは人々の心を惹きつけてやまない。その普遍的な魅力は、希少性のみならず、目にした者を虜にしてしまう神秘的で圧倒的な美しさにある。世界各国、ダイヤモンドにまつわる逸話はいくつもあるが、いまから約1年半前、ボツワナのカロウェ鉱山で発掘されたひとつの原石をめぐって、またひとつ新たな物語がはじまった。 ダイヤモンド原石は、天文学的な自然条件の一致のもと、何千万年もの長い時間をかけて生まれてくる希少な存在だ。1年前にカロウェ鉱山で発見されたそれは、“342カラット”もの大きさがあった。見た者を釘付けにするその奇跡的な原石との運命の糸は、ハイジュエラーとして名高いメゾン「ショパール」へとつながっていた。 発掘の連絡を受けたショパールの共同社長兼アーティスティック・ディレクター、キャロライン・ショイフレは、ダイヤモンド原石と初めて対面した瞬間のことをこう語る。「自分が今
東京の1マイル(地元)と100マイル(郊外)のとっておき(かつ、ざっくばらん)な情報を集め、ゲストに提供するというユニークなサービスに注目 建築家の槇文彦は、日本人がもつ特徴的な精神性のひとつとして「奥」という概念があると述べている。西欧の都市が、危険や混沌から断絶された秩序ある空間を指向し、その中心に塔や大聖堂といった天へと向かう垂直性を埋め込んだのに対し、日本の場合は山裾に沿って集落や耕地が生まれ、直角の位置にあたる山中に神社を配することで、「見えない位置に重要なものを置く」という空間性と精神性が育まれたのだという。昔から高密度な社会を形成していた日本人にとって、空間とは有限でこまやかなものであり、奥という概念を設置することによって、狭小の空間を深化させることを可能にしたのである。海外の人たちにしてみれば、こうした「奥性」は日本の魅力であると同時に、
天の川を背景に輝く赤い月。(PHOTOGRAPH BY BABAK TAFRESHI, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 月食はどこで観測できる? 今回のスーパー・ブルー・ブラッドムーンが一番よく見えるのは、北米大陸西海岸の北部、中国、日本、そして大部分のオーストラリアだ。これらの地域では、1月31日の夜(米国は1月31日の早朝)に皆既月食の一部始終を観測できる。 月食は、月が地球の影のもっとも暗い部分(本影)に入る20時48分に始まる。その影は左から右に広がっていき、月が完全に地球の影に飲みこまれる21時52分に皆既食が始まる。このとき、月は赤っぽいオレンジ色に変わるはずだ。 皆既月食が続く時間は場所によって異なるが、日本では1時間17分ほどだ。その後も部分食は続き、2月1日の0時11分になると、月食は完全に終わる。 南米大陸西側の一部、大半の北米地域、インド、
ピンゲラップ島付近にある無人島へピクニックに出かけ、舟で帰ってくる島の子供たち。赤外線フィルターとカメラの設定が、輝くような効果を生み出している。(PHOTOGRAPH BY SANNE DE WILDE, NOOR) 空港反対から始まったフランスの実験的生活共同体 写真16点 ブルガリア、冬の奇祭「クケリ」 写真14点 南太平洋に浮かぶミクロネシア諸島のピンゲラップ島は、別名「The Island of the Colorblind(色を識別しない人たちの島)」と呼ばれる。これは英国の神経学者オリバー・サックスが1996年、人間の脳に関する自著で使った呼び名で、この島に先天的に色の見えない住民が比較的多いことに由来する。 同島がこうした遺伝的背景をもつようになったきっかけは、一説によると、1775年の猛烈な台風によって人口が一時的に激減したことにあるという。この台風を生き延びた島の統治者
血を吸う蚊。(Photograph by Joel Sartore, National Geographic Creative) 今度、蚊が血を吸おうと腕に止まっているのを見つけたら、絶対によく狙った方がいい。もし叩き損ねたとしても、その蚊が次にあなたを狙わなくなる可能性があるからだ。(参考記事:「蚊と人間の終わりなき戦い」) 蚊に刺されそうなときに叩くと、蚊は死にそうになった体験とその人の匂いを結びつけて覚え、将来その人を避けられるようになるという研究結果が発表された。1月25日付けの学術誌「Current Biology」に掲載されたこの論文は、刺す相手についての学習能力が蚊にあることをはじめて示したものだ。(参考記事:「【動画】なぜ逃げられる? 蚊が飛ぶ瞬間の謎を解明」) 「パブロフの蚊みたいなものです」。論文の主要な筆者であるジェフ・リッフェル氏は、合図があると条件反射でヨダレを出
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く