NTTドコモと東京慈恵会医科大学は10月26日、「ICT活用による医療サービスについて」と題した記者説明会を共催。医療分野におけるスマートフォンの活用事例や、今後の計画について説明した。 2014年8月の規制緩和(電波環境協議会「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針」)を機に、慈恵医大は計3588台のドコモ端末を導入。うち3224台はスマートフォンであり、2015年10月から医療用PHSにかわりスマートフォンの運用を開始したという。プレゼンを行なったNTTドコモ 代表取締役副社長 寺﨑 明氏は「日本最大、世界でも類を見ない規模ではないか」と語る。 では、そのスマートフォンは具体的にどう活用されるのか。寺﨑氏は主な活用方法としてアプリによる業務効率化とセキュリティー強化を挙げたほか、「院外でもスマホで内線通話できる」「ナースコールをスマートフォンで受信する」といった事例も説明。スタッ