富士通と米AMD合弁のNOR型フラッシュメモリメーカー・米Spansionのバートランド・カンブー社長兼CEOが来日し、1セル当たり4ビットのデータを記録できる新技術を披露した。チップの低コスト化が可能になり、携帯プレーヤーなどの新分野に進出を図っていく。 新技術は「MirrorBit Quadテクノロジ」。で、1つのメモリセルに4ビットを記録する多値化技術。セル当たりの容量が増加するため、同一プロセスのNAND型と比べてセルサイズを最大30%小型化できるという(関連記事参照)。 今年後半に512Mビット、1Gビット、2Gビット品をそれぞれ90ナノメートルプロセスで製造する計画。2007年には65ナノメートルプロセスによる1G~16Gビット製品の製造を開始する予定だ。 このほど3番目の新事業部「メディア・ストレージ・ディビジョン」を発足した。新メモリを活用し、大容量が必要なメディアプレーヤ