朝日新聞の記事によると、携帯電話事業への参入を計画しているアイピーモバイルを、米通信関連企業のネクストウエーブ・ワイヤレスが買収することが明らかになった、とのことだ。アイピーモバイル株の7割近くを取得している森トラストが、同社へ全株を売却する、とされている。国内の携帯電話市場に参入する外資は、2006年に撤退した英ボーダフォングループ以来となる。13日にも正式合意する見込みだ。 ネクスト社は、無線通信の機器・技術を提供する新興企業で、米ナスダック市場に上場している。「TD-CDMA」方式の無線技術を実用化した、米アイピーワイヤレスを5月に買収しており、アイピーモバイルも同方式による高速データ通信での参入を予定していることが、買収の決め手になったと見られる。 一方のアイピーモバイルは2005年秋、ソフトバンクグループ、イー・モバイルとともに総務省から周波数の割り当てを受けたが、その後、資金調