プロレスラー時代、「師弟関係」にあった馳浩文科相と、日本を元気にする会のアントニオ猪木参院議員が11日、参院予算委員会閉会中審査の質疑で「初対決」した。 猪木氏は、馳氏の答弁内容に対し「役人の意見のように聞こえる」と、師匠らしく厳しく指摘。委員会室の中から「延髄切りだ」の声が飛ぶと、「これでは卍(まんじ)固めですね」と応じてみせた。 質問に立った猪木氏は「就任おめでとうございます」と切り出し「以前食事をした時、早く大臣になるように言うと『なったら猪木さんの質問を受けます』と言っていた。こんなに早く実現するとは」と感慨深げ。これに対し、答弁に立った馳氏は「猪木さん、いろいろご指導をありがとうございました。こうして答弁する立場にならせていただきました」と、謝意を述べた。 猪木氏は「いっぱいスキャンダルをまとめて来たんですが…」と“挑発”したが、実際の質問は、教育現場の問題や東京五輪に関する馳氏