200年前の今日、チャールズ・ロバート・ダーウィンが、イギリスのシュルーズベリーに生まれました。 私たちの地球は、実に多彩で豊かな生き物に満ちています。この生き物たちが、どのようにして生まれてきたのか、また、どのように関わり合っているのか。多くの科学者たちが今もなお、胸躍る発見を積み重ねてきていますが、それは、ダーウィンが近代進化論の扉を開けたからです。 ヒト、チンパンジー、イエスズメ、マダイといった生物分類上の基本単位を、「種」(しゅ)といいます。 近代以前、種は初めからその種として地球上に存在していたと考えられていました。たとえば、ヒトは初めからヒトであった、というような考え方です。 フランス革命の少し後、ラマルクという博物学者は、単純な生物が、必要に応じて器官や能力を発達させて、次第に複雑な生物になっていった、という考えを発表しました。 残念ながら、ラマルクの説は科学的な検証には耐