富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、人の角層細胞間脂質を構成し、肌のバリア機能(*3)に寄与する「ヒト型セラミド」を独自技術により世界最小20ナノメートルサイズで高濃度分散した「ヒト型ナノセラミド」を開発しました。 また、今回新たに開発した「ヒト型ナノセラミド」が、従来のセラミド分散物に対し、約9倍の角層への浸透性と肌のバリア機能の回復力を高める効果を有することを確認しました。(図1、2参照)今後この「ヒト型ナノセラミド」を、保湿効果が高い、肌のバリア機能を回復させるスキンケア化粧品の開発に活用していきます。 当社は、写真感光材料の開発研究で長年にわたり蓄積してきた多彩なコア技術をベースにヘルスケア分野へ事業参入しました。これまでに、高い抗酸化力を有する「アスタキサンチン」など、さまざまな有用成分を当社独自のNANO FOCUS(ナノフォーカス)技術(*4)で安定的にナノ乳化し、吸