政府・与党は、軽自動車を持つ人が毎年納める「軽自動車税」について、エコカー減税を2015年度から新たに適用する方針を固めた。 普通車を持つ人が納める「自動車税」では、一定の燃費基準を満たす新車を購入した翌年度に限り75%〜50%軽減している。この仕組みを軽にも拡大する。軽自動車税は来年4月以降に購入した新車から、自家用車で年1万800円と現行の1・5倍になることが昨年決まったため、負担を軽くする。 自民、公明両党は、減税率を詰めたうえで、30日にまとめる15年度税制改正大綱に盛り込む。 車を買った時には、消費税や「自動車取得税」がかかる。購入時や車検時には「自動車重量税」も課税される。さらに、毎年、自動車税(軽は軽自動車税)を納める必要がある。燃費が良い軽については、取得税や重量税は減税されるのに、軽自動車税は対象外だった。 適用車種は、国土交通省が定める「2020年度燃費基準」の