イギリス、ロンドンのICN galleryにて2011年12月1日より2012年1月11日まで個展が開かれていたという金魚絵師、深堀隆介氏の作品は、海外の様々なメディアに紹介され話題となった。まるで立体模型のようにもみえるこれらの金魚は、透明な樹脂の上に描かれた平面の「絵」だというのだから驚きだ。 まず器の中に樹脂を流し込み、その上にアクリル絵の具で金魚を描く。さらに樹脂を流し込みまた描く。アニメのセル画を重ねていくように、この作業を繰り返すことで、 絵が重なり合い、絵が立体感を増し、そこに命が与えられたかのような躍動感が生まれていくのだ。