少女だった頃、心をときめかせてくれた少女マンガ雑誌……と、その横にいつも一緒にいた「ふろく」という名の相棒。そばにいるのが当たり前だったから気付けなかった、あの頃の「ふろく」の魅力を、「昭和的ガーリー文化研究所」所長のゆかしなもん(通称・ゆかしな)がお届け☆ こんにちは、ゆかしな所長で~す。突然だが、今、私は猛烈にうれしいのである。なぜならば、今年10月、萩岩睦美先生による不朽の名作『銀曜日のおとぎばなし』の愛蔵版(全3巻)の第1巻が、平凡社から発売になったのだ! これは事件だよ、アータ! 『銀曜日~』は「りぼん」(集英社)にて1983年から84年にかけて連載されたファンタジー漫画☆ 小人のお姫さまであるポーと、心優しき人間の青年スコットが、小人の村を救うために奔走するという物語。連載当時、相当頭の悪い小学生だったゆかしなは、この物語の真のメッセージを、本当の意味で理解できていなかった。大