利用者減り不採算、運行維持できず… 道内バス路線1000キロ減、08~12年度 (10/12 07:00) 道内の路線バスの運行路線が、2008年度から12年度までの5年間で、札幌―関西間の直線距離に相当する約千キロメートル減ったことが、北海道運輸局のまとめで分かった。人口減少などの影響で利用者が減り、事業者が不採算路線からの撤退を余儀なくされたためだ。地域の交通網が縮小すれば、さらなる人口減少を招きかねず、路線バスに代わって自治体などが予約制のバスや乗り合いタクシーなどを導入する動きも出てきている。 運輸局の統計によると、バス会社などが運行する路線バスの運行路線は、08年度に2万9552キロメートルだったが、最新データの12年度は約4%減の2万8353キロメートルとなった。利用者減も歯止めがかからず、12年度の輸送人員は08年度比約8%減の延べ1億8563万人だった。 7地域別の12年度