『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点(講談社+α文庫)』(木暮太一/講談社) 日本の労働問題には根深いものがある。給与、長時間労働、ブラック上司、非正規雇用…。人生で誰もが一度はその問題にぶち当たったことがあるはずで、もはや日本の文化として完璧に根付いた気配すらある。その問題を解決しようと政府が推し進めるのが「働き方改革」だ。しかし議論している中心は国や自治体、経営者ばかりで、当の労働者側の意見は置いてけぼり。「いかに従業員から出る不満を減らせるか」という「働かせ方改革」にすら感じるから悲しい。 働き方改革なんて期待できない。こんなに毎日頑張っているのに、なぜ将来の不安が増すんだろう。そんな疑問に答える1冊がある。『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点(講談社+α文庫)』(木暮太一/講談社)だ。本書は、資本主義の構造を根本から理解することで、私たちの苦しい労働環境の原因を解き
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く