私はこの連載を「悲観論よ、さようなら」と宣言することからはじめました。 ゲームデザインとは「を・にする」の道を歩んできました。 「テニスをゲームにする」「レースをゲームにする」「射撃をゲームにする」「犯人探しをゲームにする」「野球をゲームにする」「剣と魔法の戦いをゲームにする」「都市計画をゲームにする」。この道を歩んで発展してきたのが、ゲーム産業です。 ステージは変わりました。 未来は「が・になる」の時代がやってくると予測しています。すでにはじまりかけていることとしては、書籍が、放送が、WEBデザインが、電話が。さらなる未来には、広告が、放送が、映画が、住宅がゲームのようになっていくことが考えられます。 私は世の中のいろいろなことが、ゲーム的になっていく状態をGameficationと呼ぶことにしています。 そんな前提があり、前回記事「就職活動をする学生へ」で私は「空想家であれ