大津市は、市庁舎のパソコンを執務時間外に強制終了するシステムを9月から導入する。働き方改革の一環で、職員の早期退庁を促すとともに、人件費を削減する狙い。市によると、自治体としては滋賀県内で初めてで、全国的にも珍しいという。 市の一般職員の勤務時間は午前8時40分~午後5時25分。システム導入後は午後6時になると電源が切れ、使用不能になる。10分前には注意を促す。 事務系端末3300台、マイナンバー系端末1300台を取り扱う管理職以外の正規職員約2千人と臨時・嘱託職員千人が対象となる。幼稚園と保育所、消防署は除く。夕方までに管理職に残業申請した場合や災害時など緊急性を要する場合は利用できる。 市では、時間外勤務抑制策を進めており、2017年度は前年度比約15%減で、1億2千万~1億5千万円の効果があった。市はシステム導入でさらに5%の削減を目指す。 就業時間外のパソコンの強制終了は民間企業で