川崎市の人口増加率が、高水準を維持している。2010年国勢調査結果(確定値)によると、前回調査(05年)に比べ7・4%増と、大都市(政令市、東京・特別区部)の中で第1位だった。全国の人口増加率が0・2%と調査開始以来、最低となる中、前回に続きトップを記録。大型複合商業施設の開館やJR横須賀線武蔵小杉新駅開業など、調査期間中に見える形になった“川崎の変貌”が若い世代を中心に人口流入を促している格好だ。 同調査の結果によると、10年10月1日現在の川崎市の人口は142万5512人で、前回よりも9万8501人増えた。人口増加率7・4%は、大都市の中で2位の特別区部5・4%を引き離し、首都圏では千葉市4・0%、さいたま市3・9%、横浜市3・0%、相模原市2・3%を大きく上回っている。 注目されるのは、調査期間中、玄関口・川崎駅周辺の様相を大きく変えたラゾーナ川崎プラザが開業(06年度)。武蔵小